宗教は何が正しい、間違っているの価値観を提示するものだ。
奉仕をせよ。怠惰はだめ。親孝行せよ。物を大切にしなさいなどなど、様々な教えがある。
ただ一方的にその教えを受け続けていると、実際には教えどおりにできない自分を発見し続けて、苦しくなってくる。
宗教を信じない方が楽だった。幸せだったという気持ちになるのだ。
なので宗教の教えを学ぶだけではなく、教えどおりに生きれない自分を共感してもらい、受け止めてもらい、赦してもらうことが大切だ。
そのときに自分を責める罪の思いから解放されて、また教えを実践してみようという気持ちになってくるのだ。
教えを語るばかりでなく、無条件に寄り添い、共感していくのが宗教のやるべき一つの役割ではなかろうか。