人生とは修行である。
楽な道より困難な道を行けるなら好ましい。
たくさん苦労して、できないようなことをできるようになることである。
その大きなステップとして、学生、社会人、結婚、出産、退職がある。
学生ならばなるべく難しい大学、学校に挑戦すべきである。
社会人であるならばなるべく難しい会社に挑戦すべきである。
結婚でならばなるべく難しい結婚相手に挑戦すべきである。
出産でならばなるべく難しい出産に挑戦すべきである。
ここで結婚は理解できないだろう。
結婚は私を支えて、幸せにしてくれる人と結婚するものと考えがちであるが、逆である。
私が支えて、幸せにすることが結婚である。
学校は楽で誰でも入れるところより、入るのが難しい学校の方があとあといい。
就職も楽で誰でも入れるところより、入るのが難しく会社の方があとあといい。
ただ結婚や出産はなるべく私に苦労をかけない方向がいいとの発想である。
結婚は私に苦労をかけない人だと成長が止まるし、相手を搾取し続ける構造になってしまう。
苦労をかけてきてもそれでも愛し続けたときに、あとあと深い信頼関係を築くことができるのだろう。
出産も私に苦労をかけず産まれ、育っても成長が止まるし、愛しがいがないだろう。難産や反抗があってこそ、強い絆が生まれるともいえる。
人生は非情である。
苦労を自ら背負う人が勝つのである。
その真実を受け入れることができない。