世の中にはたまに掘り出し物がある。
一見、粗悪に見えて、よく見るといいものが埋まっている。
たいていの場合、粗悪品なのだが、たまには掘り出し物がある。
そんなものだ。
掘り出し物ばかりのところは、逆に競争が激しく、ストレスが多く、分け前もすくなくなる。
たとえその中で勝者になっても、いつその立場を奪われないかを怯えながら生きないといけない。
ぎゃくに粗悪の中は、誰も近づかず、不人気である。
その中で掘り出し物を見つければ、勝者になれる。誰もさらに掘り出し物を見つけようとはしない。ストレスも少なく、怯えることもない。
ただその立場に立つには孤独と忍耐としばらくの貧乏を耐えなければならない。
私はその立場に立ちたい。
なんと周りから言われようとも、コツコツと諦めず、宝探しを続けていきたいのだ。
最後に勝つのは私である。