物事の良し悪しを決める時に、絶対的真理、規範を中心として決めることと、相対的規範、比較検討によって決めることがある。
絶対的真理というと、例えば人を殺してはならない、物を盗んではならないといった、当たり前の価値観を中心としたものだ。
しかし、人の迷惑をかけてはならないなどの価値観だと、そのために人が一時的に理解できないことはしてはならないといった問題が生じる。
よって、様々なケースと比較検討して最適解を出す作業が必要になる。
一般的にはこういう値段や作り方でやってきたので、会社やその他取引先の方々は違うやり方をすると困るので辞めてほしい。でも消費者はその迷惑よりも喜ぶ人が多いと考えられ、結果的には製品が売れて製造側のメリットも大きくなるのでやるべきだなどだ。
物事を一面的にだけ捉えて考えると正しい判断を下すことはできないのだ。
宗教はそういう意味では盲目的になりやすい。
自分の教えだけが正しいといった価値観になりやすい。
できればいろんな宗教を学び、比較検討しながら、最適な価値観を信じ、実践すべきである。