宗教は世俗の価値観からすると異端であり、悪いことのように感じることが多い。
たとえば神に捧げる献金である。
神がいないと考える人、もしくはいるかいないか分からないと考える人からすると、そんな存在に大事なお金を捧げるのは騙されているか、馬鹿な行為だと思うのは当然だろう。
ただ神がおられると感じる、信じる人からすると、神に感謝を捧げる献金は尊い行いだと思うのである。
世の中には様々な価値観があるが、宗教、特に神の存在に関しては対立的な意見が分かれるのである。
よって、信教の自由というものを保証することを通して対立を防ごうとするのだ。
宗教、神を信じる自由と信じない自由があるということだ。
この信教の自由が壊れたときに争いが起こり、世界は神を信じない世界か、信じる世界どちらかに偏っていくのである。
そう思うと神を信じる人にとっては、信教の自由というものはいつまでもあった方がいいものなのか、どうかという疑問も生じるのである。